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過去の活動報告詳細

【活動報告・2016年2月・その2】テレワーク推進特命委員会/高崎の今後についての想い/現代の名工・鬼瓦師の山口茂さん

2016/02/19

福田達夫の活動の一端をお伝えいたします。

■2016年2月10日

今日は朝から夜まで、事務所の自席に座る暇もなく、会議続きでした。
国際局、女性局、財務金融委員会、エネルギー政策、農林、農林、農林、財政………その短い合間に数分間ずつの事務的な打ち合わせ。

そんな1日の始まりは、テレワーク推進特命委員会でした。
4月下旬をめざして、テレワーク拡大のインフラ作りを進める提言をまとめていきます。
進め方を仕切らせていただく立場として、内々、大きな柱は立っているのですが、初回の今日だけでも、参加する議員の方々からそれ以上の論点もいただく豊かなスタートアップとなりました。

【福田たつおからのメッセージ】テレワーク推進特命委員会/高崎の今後についての想い/現代の名工・鬼瓦師の山口茂さん

■2016年2月12日

高崎でインフラに関する意見交換をさせていただきました。
やはり、高崎はもうちょっとスピード感と長期的な視野と、外からの評価と、そして県との全面的連携が必要、との想いを新たにしました。

現高崎市長の、生活に密着した課題に一つひとつ着実に答えを出す行政手法はすばらしいと思います。
また、この度発表した「10年間で人口を40万人に」という意欲的な目標も、デフレマインドの蔓延した中で、素晴らしい目標設定だと思います。人の気持ちを、「下ではなく、上へ」と一般方向付けするのも、政治の役割です。

あとは、市井から「この市が20年後に、30年後にどうなっていて欲しい」という想いを、それぞれがしっかりと自覚し、そこへの階段を具体的に考えるフェーズにいかに早く入れるか。そういう勝負はもう始まっているのです。

→福田達夫が、Facebookでさらに想いを語っております。
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■2016年2月15日

本日は国会議員4名を迎えてのヒアリングの後、県を代表する各機関との意見交換を行いました。そして上京までの短時間、わが国にも残り少なくなってしまった、鬼瓦の工芸師・山口茂さんを訪ねに藤岡へ。
山口さんは、厚生労働省による「現代の名工2012」に選出されています。

山口家は、数少ない工芸師の中でも更に少ない、代々、型を使わずに手作りで鬼瓦を作成している家です。先代であるお父様は、増上寺の鬼瓦も作成した方で、山口さんご本人も、2年前に世界遺産・国宝に指定された、富岡製糸場の鬼瓦を作成されました。

【福田たつおからのメッセージ】テレワーク推進特命委員会/高崎の今後についての想い/現代の名工・鬼瓦師の山口茂さん

瓦の国内需要が落ち、山口さんの工房も仕事が激減し、一時は全く瓦造りもせずにアルバイトで口に糊していたこともあったとのこと。
しかし、テレビなどで取り上げられると全国から引き合いがきて、インターネットなどを利用したお客様への直接販売を始めたところ、今や引く手あまただそうです。

山口さんの瓦の特徴は、汎用品以外は、すべて型を使わない「手作り」ということ。あまりに左右対称なため、「型で作ったんでしょ?」と言われてしまうのが悔しいと言うほどの精巧さです。
まだまだ瓦の需要があった40年位前に、周りの瓦屋さんはみんなプレス機械を導入したのですが、山口さんの家ではお父様がこれに反対。結果として、技術力を失ったそれら瓦屋さんたちはすべて廃業してしまったそうです。「手づくりを続けていたから、新しいことにも挑戦ができて、生き残ってこられた」とおっしゃいました。

【福田たつおからのメッセージ】テレワーク推進特命委員会/高崎の今後についての想い/現代の名工・鬼瓦師の山口茂さん

そんな山口さんの悩みは、後継者。
「生活のできない売り上げ」しか立たない世界に、若い人を引き込むわけにはいかない、というちゅうちょが強いようです。

中小製造業も、農業も、このような工芸品の世界も、伝統的な手づくりをしているセクターが共通して抱える、後継者不足とそれに伴う技術伝承への不安、そしてそれらを可能にするはずの金回り。
これまで日本を取り巻いていた環境が変化したことが、根本的な原因ではあるのですが、それを踏まえた上で「どうしていくか」の、社会構造も踏まえた議論が必要なところにきているわけです。

【福田たつおからのメッセージ】テレワーク推進特命委員会/高崎の今後についての想い/現代の名工・鬼瓦師の山口茂さん

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